【研修インタビュー】株式会社スタイル・エッジ

インタビュー記事

株式会社スタイル・エッジ

 東京都渋谷区に本社がある株式会社スタイル・エッジ(代表:金弘厚雄)は、弁護士や司法書士、医師といった士業・師業向けのハンズオン型総合コンサルティング事業を展開しています。
 具体的には、法令遵守のもと「事業計画」「ITインフラ構築」「マーケティング」「営業」「PR・ブランディング」「採用」「組織マネジメント」といった経営に必要となる様々なノウハウを、ワンストップで提供し、ビジネスを通じて社会課題の解決に努めています。
 今回は執行役員 人事部長の花咲圭祐氏にインタビューを行い、新卒採用者にフォーカスした研修内容をはじめ、メンバーが働きやすい環境づくりの具体的取り組みやキャリアアップに関する考え方を中心にお話を伺いました。

1.入社後の研修内容について教えてください

 新卒入社の場合、希望者は入社前から内定者インターンシップに参加しています。この内定者インターンシップでじっくりと時間をかけて教育を行い、この段階で実務に入ってもらっているため、4月の入社時点で既に即戦力として仕事ができるようになっています。
 したがって、正社員として入社した4月に実施する研修は、シンプルに3日間の研修のみとなります。この3日間の研修の具体的な内容は、各事業部の部門長による自部署の説明やコンプライアンス研修、新入社員同士で互いの理解を深めるためのゲームを行ったりします。そして最後に自分自身のビジョンとそのビジョン実現に必要なプロセスの確認をします。
 この3日間の研修では社会人マナーをはじめとしたスキル面よりも、自らが仕事を通じてどうなっていきたいのか、というビジョンの部分を大事にしています。なぜならば、これから行う業務が本人のビジョンをかなえるためのプロセスとして必要なものとなっているか否かで、その後の仕事においてのパフォーマンスに大きく影響を及ぼすと考えているからです。

 スキル面に関しては、入社前のインターンシップで行っていますし、入社後もOJTで手厚くサポートしていますので、繰り返しになりますが研修では本人のキャリアビジョンを徹底的にすり合わせるということに重きを置いています。

2.OJTでは何を大切にしているか教えてください。

 一般的なコンサルティング企業では、ひとりのコンサルタントがクライアント企業の担当になり、課題を抽出して改善策を提案するケースが多いと思います。しかし、私たちは代表の金弘厚雄のもと、スタイル・エッジグループというチームで役割分担しながら、クライアントを支援するという体制をとっています。
 そのため、メインの窓口としてフロントに立つコンサルタントだけでなく、営業支援 やシステムの開発運用、広報、マーケティング、クリエイティブなど部署や職種ごとにクライアントと直接接する機会を持っているのです。
 そのため、具体的なOJTの内容に関しては、配属された部署や職種ごとに多岐に渡っており、一概には言えません。ただ、つまるところ「コンサルティング」をするわけですから、どの部署や職種においてもクライアントにしっかりと寄り添い、耳を傾け、クライアントの事業や課題を主体的に捉えることが大切だと考えています。それこそがその人自身の成長、そしてクライアント、ひいては自社の発展にもつながっていくと思います。

3.働きやすい環境づくりに関してはどのような取り組みをされていますか?

 仕事と育児の両立支援をはじめ、様々な観点で働きやすい環境づくりを行っています。なかでも、4年前に設置した社内託児所は、社内外から高評価を得ました。取り組みのきっかけは、出産した女性メンバーが職場復帰を希望しているにもかかわらず、保育園の待機児童問題で復帰できない状況にあったことです。
 そのことが代表である金弘厚雄の耳に入り、「それなら会社で託児所をつくろう」となりました。この社内託児所の取り組みを契機に、妊娠中・子育て中のメンバーの短時間勤務や勤務時間の変更、感染症対策としてインフルエンザ予防接種の全額会社負担、ワークライフバランス推進等、様々な取り組みを行いました。
 2017年11月には約7,800社の企業の中から「共働き子育てしやすい企業50社」に選定、その後も子育てサポート企業として「くるみん」の認定と女性活躍推進企業として「えるぼし」の認定を受けました。さらに時を同じくして経済産業省と日本健康会議が共同で行う「健康経営優良法人2019」の認定も取得しています。
 働きやすい環境づくりを行った結果、メンバーのパフォーマンスが最大限発揮され、クライアントにも高い価値提供ができ、ひいては自社の成長にもつながると感じています。
 2019年には新たに「ダイバーシティ推進室」を設置し、働きやすい環境づくりに会社のミッションとして取組んでいます。

4.メンバーのキャリアアップに関して考えていることを教えてください。

 代表の金弘厚雄も繰り返し申していることですが、スタイル・エッジは主体性をはじめとする8つのクレドを大切にしています。社風として主体的に自ら行動する方には様々な形で惜しみなくサポートし、結果を出せば裁量もどんどん与えています。ですので、主体性を持って仕事に取り組む方は加速度的に成長していく環境があると思います。
 また、現在のスタイル・エッジという会社自体の置かれたフェーズ自体が、メンバーの成長やキャリアアップにおいて非常に魅力的だと考えています。
 スタイル・エッジは今、コンサルティング事業を基盤として安定的な収益をあげられるようになり、さらなる成長のため新規事業に積極的にチャレンジするフェーズに入っています。 つまり、メンバー個人の立場から見ても様々なことにチャレンジしやすいフェーズといえると思います。

 理想の会社に入りたいというより、理想の会社を一緒に創っていきたいというスタンスで主体的に働いてくれる方、一緒にチャレンジしてくださる方にとってスタイル・エッジは大きく成長できる楽しい環境だと思います。

※となりの研修室の記事は、現在 「Edu研」へと引き継がれております。